寒い冬に欠かせないアイテムの一つである「充電式湯たんぽ」ですが、1年くらい使っていてだんだん膨らんできたという方も多いのではないでしょうか。
手軽に体を温めてくれる便利なアイテムですが、充電式湯たんぽが膨らんでくると少し怖くなってきますよね。
そこで本記事では「充電式湯たんぽが膨らむと寿命?壊れる原因と捨て方を紹介!」と題して、充電式湯たんぽについてまとめていきます。
充電式湯たんぽが膨らむと寿命?
2年目~3年くらい経って、初期不良や不適切な使用によって損傷した場合以外で膨らんできたときは、充電式湯たんぽの寿命と言えそうです。
充電式湯たんぽが過度に膨らんだ場合、使用を控えるように案内しているメーカーが多いです。
充電式湯たんぽが一番膨らむのは、通電して温めている最中が多いかと思います。
お湯を温める構造上、気泡が発生して若干膨らむことはあるようですが、極端に膨らんでいる場合はすぐに使用を中止しましょう。
実際に消費者庁の方からも、充電式湯たんぽの事故に関して注意喚起の案内が出されていました。
ゆたんぽの種類及び事故の種類別に見ると、破損・破裂・膨張が最も多く、かつ通
電して温めるタイプのゆたんぽの 49 件中、27 件が通電中に破裂していたことが分か
りました。引用元:消費者庁
このように、通電して温めるタイプだと破裂する確率が高いようですね。
そのため、過度に膨らんできたときは使用せず、そのまま廃棄するようにしましょう。
充電式湯たんぽの寿命となるサインは?
充電式湯たんぽは、お湯式湯たんぽに比べて寿命が短めです。
一般的には2~3年程度と言われていますが、使用状況によってはそれより早く劣化することもあります。
充電式湯たんぽが寿命に近づいているサインを、以下よりまとめていきます。
充電できない
充電ケーブルを差し込んでも充電できない場合、本体やケーブルに問題があるかもしれません。
この場合、ケーブルを交換して解決できることもありますが、専用ケーブルが必要な場合は新しい湯たんぽを購入する方が早いかもしれないですね。
ランプがつかない
充電式湯たんぽの運転や充電状況を示すランプがつかない場合、寿命のサインかもしれません。
ランプが故障している場合もありますが、充電ができない可能性もあるため注意が必要です。
この状態が続くと、過充電のリスクもありますので早めに取り換えるようにしましょう。
膨らむ
分かりやすい寿命のサインは、湯たんぽが膨らむことです。
内部の圧力が異常に高まっている状態で、通電して中を温めているとさらに膨張してきます。
膨らんだ湯たんぽは破裂する危険がありますので、放置しないようにしましょう。
温まらない
電源を入れても温まらないことがあります。
膨らんできた場合に多く見られる現象ですが、膨らんでいなくても全然温まらないときもあります。
その場合は、内部が故障が発生している可能性がありますので、説明書に従っても温まらないときには使用しないようにしましょう。
このまま使い続けることで、破裂や発火の可能性がありますので注意が必要です。
充電式湯たんぽの壊れる原因は?
充電式湯たんぽは正しく使用すれば安全ですが、間違った使い方をすると壊れてしまいます。
壊れる原因になってしまうのは、以下のような状況です。
湯たんぽが膨らんでいるのに使い続ける
膨らんでいる湯たんぽを無視して使用すると、破裂の危険があります。
このような状態を見逃さないためにも、定期的に外観をチェックすることが重要です。
過充電を繰り返す
充電しすぎると、バッテリーが劣化しやすくなります。
充電が完了していても、長い時間充電アダプタをつなげておくと過充電の状態になってしまいます。
過充電は寿命を縮めるだけでなく、火災の原因にもなるため、特に注意しましょう。
正しい充電姿勢にしていない
充電する際は、取り扱い説明書の通りに充電しましょう。
傾いていたり、カバーを付けたまま充電していると正しく充電されず故障の原因となります。
そのため、平らな場所に置いてカバーを外した状態で充電するようにしましょう。
充電式湯たんぽの捨て方は?
充電式湯たんぽは、各自治体の廃棄区分に従って捨てます。
充電式湯たんぽの中身は、水や弱塩化ナトリウム水溶液といった液体が入っていることが多いです。
取り扱い説明書で中身を確認してから、湯たんぽ本体の端っこにハサミなどで切り込みを入れて、ご家庭の排水溝に流しましょう。
外側については、多くのところでは小型家電の分類になるかと思いますが、お住まいの自治体の廃棄区分に従って捨てるようにしましょう。
充電式湯たんぽを安全に使うには?
充電式湯たんぽを安全に使用するためには、以下のポイントに注意しましょう。
過充電を避ける
充電が完了したら、すぐにケーブルを外すようにしましょう。
満充電になった後もケーブルを差しっぱなしにすると、バッテリーの劣化を早める原因になります。
違和感を感じたら使用しない
満充電になっても温まらなかったり、異常な熱さを感じるときは、すぐに使用を中止しましょう。
異臭や、本体の膨張や水漏れが見られる場合も同じです。
小さな違和感を放置することで、やけどの原因になってしまうこともあるため、何か異常があったときにはすぐに使用をやめましょう。
安全認証を受けているものを選ぶ
購入時には、PSEマークがついているか確認しましょう。
このマークは、電気用品安全法に基づいて、電気製品の安全性を満たしていることを示すマークです。
充電式湯たんぽの商品によっては、過充電防止機能や膨らんだときに自分で中の空気を抜く排気機能が付いているものもあります。
また、温度調節機能や自動OFF機能などがある製品を選ぶと、さらに安全性が高まります。
まとめ
今回は、充電式湯たんぽの寿命や事故のリスク、安全に使うためのポイントを紹介しました。
充電式湯たんぽは、正しく使えば安全で便利なアイテムですが、どうしても膨らんでくるという特徴があります。
膨らんできたときは寿命が近いサインとなりますので、事故にならないように早めに買い替えましょう。
現在は膨らんできたときに、自分で排気できる商品もあるので、参考にしていただけたらと思います。
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